自立援助ホームでは、文字通り「自立する」ことを最終目標において生活します。その目標を達成するためには、それぞれが抱える様々な課題を一つ一つクリアしていくことが必要です。
自立援助ホームでは、スタッフとともに共同生活を送りながら、生活、就労、就学、メンタル面など、あらゆる面からサポートを行い、自立に向けた援助を行います。
自立を目指しどのように進んでいくか、その方向性については「入居者本人の意思」を最大限尊重します。
自分らしく生きるために、どうしていくべきか、周囲の人と相談しながらよく考えて、最終的には「入居者自身で決断をする」ことが大切です。スタッフは、その決断に全力でサポートします。
入居者とスタッフが同じ方向を見て進むことがホーム生活の充実に繋がります。もし、進みたい方向が違うと思ったら、何度でも方向転換をすればいいのです。自分らしく生きる道を探していきましょう。
利用できる年齢は?
原則、義務教育が終了した15歳から20歳の誕生日の前日まで利用できます。ただし、学生の場合や20歳で自立が難しい特別な理由がある場合は、ホーム、児童相談所等と相談の上22歳の年度末、又は22歳の誕生日前日まで利用できる場合もあります。
お金はかかるの?
各ホームによって異なりますが、利用料として家賃・水光熱費、食事込みで月3万円を徴収するホームが多いようです。(特別な理由がある場合は、免除されることもあります。)
利用料が払えなかったらどうなるの?
ホームの方針によるところが大きいです。分割で支払うことが認められるホームや支払いを待ってもらえるホームもありますが、数か月滞納が続いた場合は、場合によっては退居となることもあります。まずは、スタッフと話し合うことが大切です。
どんなルールがありますか?
働く事、利用料を納める事、将来に向けて貯金をする事を約束事としているホームが多いです。他には門限や消灯時間、食事の時間などが決まっているホームが多いです。
携帯電話は持てるの?
基本的には持てますが、ホームの方針によります。ホームのスタッフに相談して下さい。
住所はどうしたらいいの?
国民健康保険加入等の行政手続きや、仕事を始めるにも住民票の提出が求められることが多いです。基本的にはホームに住民票をおくことになります。ただし、特別な理由があるときは入居の際にご相談下さい。
部屋は個室ですか?
個室の場合や2人部屋の場合もあり、ホームよって様々ですが、プライバシーを守れるよう配慮されています。是非、入居前に見学をして下さい。
学校には通えますか?
現在、全国の自立援助ホームの利用者の約4割の方が高等学校に在籍しています。仕事との両立のため通信制、定時制が多いですが、全日制に通学している方も増えています。資金面等がクリアできれば、大学や短大・専門学校等への通学も可能です。
学費はどうしたらいいの?
高等学校の授業料・教材費は上限は決まっていますが、都道府県等の自治体が負担してくれます。大学や専門学校等の学費は自己負担となりますので、奨学金や助成金、貯金、バイト代等で支払っていく事になると思います。
最低限、持参した方がいい物はありますか?
ホームによって異なります。ホームのスタッフに相談して下さい。
ご飯は皆で食べるの?
ホームによって異なりますが、仕事や学校の始業、終業時間によって食事の時間は対応してくれるホームが多いと思います。
ペットは飼えますか?
ホームによって異なります。ホームのスタッフに相談して下さい。
外泊はできますか?
ホームによって異なります。ホームのスタッフに相談して下さい。
貴重品の保管はどうしたらいいですか?
預金通帳や印鑑などの貴重品は、ホームの金庫等で預かってもらえると思います。ホームのスタッフに相談して下さい。
病院代はかかるの?
基本的に自己負担です。自立援助ホームに入居する際に、ご自身で国民健康保険に加入するか、会社の社会保険等に加入することになると思います。
ホームでのイベントはありますか?
誕生会やクリスマス会、ホーム旅行、BBQ、外食会などを行うホームが多いようです。
自動車の運転免許を取りたいのですが?
自立のために自動車運転免許はあったほうがいいですね。自動車運転免許のほか、自立に必要な資格取得を応援します。助成金制度もありますので、ホームのスタッフに相談してください。
どんな人が働いているの?スタッフはホームに住んでるの?
児童福祉に携わる資格を所有しているスタッフが多いです。ホームに住んでいる場合もありますし、自宅から通っている場合もあります。
ホームを退居してからも、連絡していいの?
もちろんです。どんなことでも、連絡を待ってますよ。